茅芦里庵日記

茶道のお稽古を通して見つけた、日々のささやかな楽しみを綴っています

お茶の幸せ

ここ数日はお天気が良く、暖かく、桜も満開で、絶好のお花見日和ですね。コロナはまだまだ心配ですが、外の空気にもあたりたい。、、、ということで、昨日は長瀞宝登山神社にお参りしてきました。行き帰りとルートを変えたローカル電車周遊の旅でしたが、電車も神社も空いていてよかったです。

 

ベランダの茶花は、少し大きくなってきました。

 

五事式の方は、勉強不足ながら全体の流れは見えてきました。次は個々のお点前の流れをしっかり覚えなければ。その前に、ちょっと一服。

 

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先日、京都・柳桜園さんの、この時期限定のお薄抹茶「特別挽上 小櫻」と、土曜日限定で店先に並ぶという「手炒り 焙煎焙じ茶」を入手いたしました。今日は喉が渇いていたので、ほうじ茶の方をいただくことにしました。

 

そうこうしていると、郵便物が届きました。今度のお茶事のご亭主様からのご案内の書状でした。美しい巻紙に筆でしたためられたお手紙を広げる時は、いつも心がときめきます。今回は、可愛らしい押し花も添えられていました。

 

eメールが全くの日常になった今日、お手紙って、それだけでも「送りもの」のみならず「贈りもの」ですよね。その上に、皆さま、押し花を添えたり、歌が詠んであったり、いろいろお心を込めてくださる。こんなお手紙のやり取りができるお仲間に入れて頂けてるって幸せなことだな、と改めて思うことりちゃんであります。

こうありたいなと思ったこと

唐突ですが、今日はトシちゃん(田原俊彦)の還暦のお誕生日ですね。昨夜は、NHK-BSプレミアムで、一時間半の特番が放送されました。別にトシちゃんの大ファンという訳ではないのですが、何となく気になって、昨夜の放送を観ました。そして、感動してしまいました。トシちゃんといえば、ジャニーズ時代は正真正銘のスーパーアイドル。独立後の「ビッグ発言」からの辛い時代を経ての今日なのですね。でも、冷たい仕打ちを受けたトシちゃんこそが、還暦になる今でも、ナンバーワンの歌って踊れるアイドルをしているように思いました。それもこれも、全てはトシちゃんが不遇な時にも腐ることなく鍛錬を続けてきた努力のたまもの。継続は力なり。トシちゃんってば「人としてかっこいい!!」と思ってしまったことりちゃんなのでした。

 

そして今日、あるコラムを拝読しました。京都芸術大学の上原英司先生が、亡くなったお母さまについて書かれたものでした。お母さまは、社交ダンスに始まり、読書に絵画鑑賞、ちぎり絵、陶器収集などを楽しまれた、好奇心旺盛で多趣味な方だったそうです。晩年は絵手紙にはまられて、お教室に通われ、遺品の中からはたくさんの作品が見つかったのだとか。とにかくご自分の人生を楽しみたいという思いで、いろいろなものに首を突っ込むように興味を持っておられたそうです。そんなお母さまは、絵手紙のお仲間との旅先で急死されたそうなのですが、亡くなる前日に、旅先からご自身のお誕生日を祝うたくさんの笑顔に囲まれた満面の笑顔のお写真を送ってこられたのだそうです。先生のお母さまは、なんて素敵な女性だったのでしょうか。お母さまの最後は、正にことりちゃんの理想の姿に重なります。

 

ことりちゃんは不器用で何の素養もないのですが、あれこれいろいろなものに手を出す質です。だって、何をやっても上手にできないんだもん、得意なことしかしなかったら何にもできないよ。でもって、センスがありませんから、やってても「つまんないな~」と感じてしまう瞬間があるわけです。でもって、やめてしまったものも数知れず。。。そんな中では、少しは続いているのがお茶のお稽古です。改めて、がんばって続けていこう、と思いました。そして、おばあちゃんになったら、「下手の横好きで、、、」なんていうのはおこがましいですが、「好きなの!」となんのわだかまりの感情もなく言えるようになりたいな。そして、楽しい楽しいのまま、ぽっくり行きたい(笑)。「あの人は風のようにどこかへ行っちゃったね」といわれたいなと思う、今日この頃であります。

お茶漬けの休日

コロナ生活も一年を過ぎました。去年の今頃は、初めての茶飯釜の茶事を控えて、参加すべきかどうか、とても悩んでいました。結局、お茶事は中止となり、ご亭主様からは「ぜひ口切の茶事にいらしてください」とのお手紙をいただきました。けれども、あれから一年、2度目の緊急事態宣言の発出中です。地方では今月末での前倒し解除の要請もあるようですが、首都圏は継続の方向のようです。難しいですね。ことりちゃんはまだまだ継続賛成なのですが、心中は複雑です。これからの時期、本来ならば春のお茶会シーズンですが、今年もお預けですね。。。

 

そんな中で、嬉しい予定が入りました。五事式の茶事です。

 

五事式の説明の前に七事式についてご説明いたします。

七事とは、裏千家八世の又玄斎一燈宗室居士が、長兄の表千家七世如心斎らと共に制定された七つの式法で、花月・且座(しゃざ)・廻り炭(まわりずみ)・廻り花(まわりばな)・茶カブキ・一二三(いちにさん)・員茶(かずちゃ)の七つをいいます。
七事式は繰り返し修練することによって「一味清浄法喜禅悦の境を悟る事が出来る」といわれますが、それは、無心に七事式を修練することによって、修行僧の悟りにも似たものに近付ける、という事なのだそうです。

そして五事式とは、七事式の中から5つを組み合わせて行うもので、五事式の茶事は、通常は「(初入)→廻り炭→(懐石・中立・後入)→廻り花→且座→花月→一二三」の順に行われます。

 

七事式の経験も数えるほどのことりちゃん、もちろん五事式は初めてです。早速ネットで調べてみましたが、これは大変そうです。基本は正午茶事(一番基本となる茶事)の形式なので、通常は4時間ほどのようですが、ネットには「お客様が5名より多かったので重ね茶碗(通常、濃茶は1つの茶碗のお茶を連客で飲みまわすが、客の数が多いときは1つの茶碗では間に合わないので茶碗を増やす)でなさって6時間(!)かかった」との情報があり、ことりちゃんたちも5名より多いかもなのですが、今はコロナ禍なので各服点て(一人一碗)になったら、時間超過は必須そうですね。。。

 

さらに、「五事式は実力伯仲の者同士でするのが一番楽しく、それまでの互いの修練の積み重ねが、一座建立に直接繋がります」との一文もありました。お茶事はゴールデンウィークの頃になるようなので、それまで出来るだけ準備をして、しっかり楽しめるように努めたいと思います。

 

 

そして、先週末は暖かかったので、ベランダの茶花とハーブの整理をしました。すると、2つあるハーブのプランターの内の一つから、ヤマアジサイを枯らしてしまったのと同じ、根切り虫が出てきました。もう一つのプランターと茶花のスリット鉢からは、何も出てきませんでした。実はヤマアジサイと虫の出たプランターには「ベランダ用の土」というのを使っていて、もう一つのプランターとスリット鉢の方には「赤玉土腐葉土バーミキュライトブレンド土」を使っていたのです。「ベランダ用の土」の中に虫が入っていたのでしょうか?まだ一袋残っているのですが、使わない方がいいでしょうかね。近所のホームセンターで気軽に買ったのですが、こんなこともあるのでしょうか。1年目の茶花栽培はホタルブクロ以外は残念な結果に終わりましたが、土については学ぶことがありました。今年は赤玉土腐葉土バーミキュライトブレンドでいこうと思います。(ちなみに、ことりちゃんの住んでいる地域では使用済みの園芸不要土は自治体では回収してくれませんが、「島忠ホームズ」が無料で回収してくれました(もちろん、枯れた植物や鉢底石(虫も!)などをきれいに分別してから持って行きました)。家から少し遠いのですが、今後ホームセンターはシマホをごひいきにしようと思います。)

 

3月になると、注文してある茶花の苗が届きます。昨年の失敗を活かして、今年は上手く咲かせたいです。

 

 

しばらくは、休日はお茶漬けの日々になりそうで楽しみです♪

万物生光輝 

    万物生光輝  万物光輝を生ず 

                   「長歌行」(『楽府詩集』巻三十)

 

 

あけましておめでとうございます。

新年4日目。仕事始めの今日、一都三県には再び緊急事態宣言が発出されそうです。

感染力の高い変異ウイルスも入ってきていますし、本当に怖いですね。

いろいろなことが思うようにならず、気持ちが塞ぎがちな毎日ですが、出来ることに楽しみを見出して、明るく暮らしていきたいものです。物事を輝かせるのは私たちの心持ち次第。新年を節目に、新しい歩みを始めたいと思います。

 

 

さて、最近の楽しかったことです。帯揚げを手洗いしました。使ったのはネットでも評判の「シルクランドリー」という洗剤です。

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これが、とてもよかったです。以前、いわゆるおしゃれ着洗い用の洗剤で洗った時は、生地がこわばる感じがあったのですが、シルクランドリーではそのような感じが全くなく、気持ちよくお洗濯できました。アイロンをかけて仕上げると、すっきりとして正絹の光沢もしっかりあります。おすすめです♪

風炉の季節も終わりです

ご無沙汰しておりました。

 

朝夕は冷え込んできて、ことりちゃんのベランダの茶花たちも枯れました。そんな中でホタルブクロだけは未だに花を咲かせ続けてくれています。思えばこのホタルブクロ、5月中旬からずっと花を付け続けてくれています。いろいろ茶花にチャレンジしましたが、とりあえず成功といえるのはこのホタルブクロとムクゲくらいでした。やはり敗因は植え付け早々の植え直しと、南向きのベランダのカンカンの日差しだったように思います。この後はムクゲを植え替えて、残りは今のままで様子を見ようと思っています。

 

 

手元にあった花を適当に活けてみました。 

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射干玉 ホトトギス 木苺  

 

射干玉(ぬばたま)とは檜扇の種子のことで、球形で黒くて光沢があり、うばたま、むばたま、とも呼ばれます。黒いことから、和歌で「ぬばたまの」は「黒・夜・髪・夢」などに掛かる枕詞(まくらことば)として用いられました。

 

   古今集、巻第十二、恋歌二 題知らずー小野小町

      「いとせめて恋ひしき時はうばたまの夜の衣をかへしてぞ着る」

 

当時、衣を裏返しに着て眠れば、夢の中で恋人に逢えるという俗信があったそうです。